2016-03-26から1日間の記事一覧

谷崎潤一郎『春琴抄』

変態文学(誉め言葉)好きなら避けては通れぬマゾヒスト、日本文学の輝く変態、谷崎潤一郎の名作。 純日本的な文体を目指した、と言われる文体は饒舌というよりも、抑制の利いていて、読点が必要最低限以上に削られた長文の語りが特徴、というか、壁だ。慣れる…